Disc brake

こんにちは。

新型コロナの影響ですっかり外出自粛モードですが、皆さんはどのように過ごされていますか?

僕はというと、家で勉強をしたり本をじっくり読んでいます。どこかで聞いたことがある言葉ですが、知識は裏切らないし、頑張って身につけた知識は誰にも奪われることはない財産ですよね。


さて、レースもないのでレポート等やイベントをお知らせすることはできないですが、僕たちが今年使っている機材について紹介したいと思います。最近はディスクブレーキ搭載のロードバイク が増えてきましたが、僕らが乗っているFocusフォーカスの自転車も例外ではなく今年からディスクロードになっています。


MTBからレースの世界に入った僕にとっては、レースに出始めた高校生の頃から慣れ親しんできたディスクブレーキがやっとロードレースの世界にも浸透してきたなという印象です。

雨でもしっかり効いて、リムブレーキに比べてパッドも長持ち、同時にホイールを固定しているエンド規格も9mmの細いクイックレバーから12mmのスルーアクスルに変わって剛性アップ。

そんな良いことづくめなディスクロードですが、今日はいくつか僕が普段から気を付けていることをお知らせします。

ブレーキパッド選びと、日頃のメンテナンスについてです。

ブレーキパッドのお勧めはメタルの冷却フィン付き。ブレーキパッドの磨材の種類はレジン(樹脂)とメタル(金属)の2種類があります。価格はレジン<メタルですが、メタルの方が硬くてしっかりと食い込むので、長持ちしますしよく効きます。雨に濡れるとレジンは少し水分を吸収してしまって効きにくくなるのですが、メタルは制動力はほとんど変わらないです。メタルは硬いぶん、ローターが削れやすいという欠点があると言われていますが、現行のシマノのローターは表面が硬い素材になっていて、そこまで気にする物でもないかなと思っています。ちなみにシクロクロスでは既に3シーズン使っていますが、パッドとローターはまだまだ使える状態です。

他メーカーの柔らかい素材のローターを使うとまた違った結果になるかもしれませんが、もうかれこれ15年くらいディスクに慣れ親しんできた僕としてはシマノ純正ローターとパッドの組み合わせる場合は、制動力や耐久性を考えた時にはメタルの方が良いと思います。

そして同じ磨材でも冷却フィンが付いていないものもあります。ですが、ブレーキパッドは高温になればなるほど削れやすくなるので、フィンがついているものの方が良いと思います。特にロードバイクは高い路面グリップとハイスピードを小さめのローターで受け止めていて、ブレーキへの負担も大きいのでなるべく冷却させた方が良いですよね。雪が降るような冬場のレースでは温度が上がりにくいのでフィン無しという選択肢もありかもしれませんが。

あえてレジンを選ぶとしたら導入コストとメタルよりも少し音鳴りがしにくいということでしょうか。

ロードとシクロクロスはキャリパーがDura-AceなのでL04Cという品番を選んでいます。


そして、日頃のメンテナンスの注意点がひとつ。それがパッドとローターの脱脂です。

洗車や注油の際のふとしたことで、ローターに油やフレーム用のコーティング剤が付着すると、とんでもない音鳴りがして全然ブレーキが効かなくなります。

そういう時は、こういったブレーキにも使える製品でしっかり脱脂してあげるとまた効くようになります。

快適なサイクリングも安心して止まれるブレーキがあってこそ。楽しく走りましょう!

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自転車選手小森亮平のブログです