JBCF宇都宮クリテリウム&ロードレース

さて、週末はJBCF宇都宮に行ってきました。

土曜日は短い周回コースをぐるぐる回るクリテリウム、日曜日はアップダウンのある比較的長いコースレイアウトのロードレースです。

毎週末レースを走らせてもらってありがたい限りです。

さて、まずは土曜日の話から。

スタートは13時10分ということで、朝11時ごろにホテルを出発して自転車で会場まで向かいました。11時半には会場に到着してゆっくりと準備。クリテリウムということですが、暑いのでローラー台でのウォームアップはほとんどせず、コースの試走時間を利用してしっかり体を動かしておきました。

コースは中央分離帯のある片側2車線の道をUターン+アルファするようなレイアウトで、ストップアンドゴーが多く激しい。

そして、スタート前に召集場所に。すると、そこには選手たちの長蛇の列が。。。ソーシャルディスタンスということで、1列4人で順番に距離をとって並んでコースインしてくださいとのこと。みんな早くから並んだようで僕は最後尾に。しまった。120人以上出走するこのレース。縦に長く伸びた集団がコーナーを通過する時、先頭の選手はコーナーを通過して加速している最中にも、最後尾の選手はまだコーナー手前でブレーキしたりしていて、コーナーのたびに集団がゴムのように伸び縮みします。後方の選手は前方の選手よりも加減速を激しく繰り返すので不利になります。

こういうクリテリウムでは先頭10番手以内くらいには常にいる状態を作らないといけません。

それなのに最後尾スタート。。。終わったと思いました。

とにかく前へ上がることを意識してスタート。

集団後方にはクラブチームの選手も多く、不思議な動きをする選手も多いのでトラブルに巻き込まれるリスクも多いです。なので、多少風を受けてでも少しでも早く前へ上がります。

5周くらいかけてなんとか前へ上がると、周りにはコンチネンタルチームの選手ばかりで随分と走りやすくなりました。

多少無理して上がったので、身体はかなりしんどいですが、ここで下がってしまうともっとしんどいので前をキープします、というより、まだ決定的な逃げは決まっておらず、集団は不安定な状態で後半勝負を託された他のチームメイトのためにも僕も動かないといけません。前でアタックにも反応して危ない逃げは潰していきます。

そして8周目、有力チームがお見合いするタイミングでうまく飛び出した選手2名に白いキナンジャージと黒いUkyoジャージが追走をかけているのが見えました。

あ、これ決まるんじゃない?まずいなー、と思って少し向かい風になっているバックストレートを集団を引き連れる形になりましたが追いかけました。一気にキャッチしようとせず、徐々に前との差を詰めていきますが、集団はひとまずこの逃げを行かせて落ち着こうぜな雰囲気出てるし1人でダッシュしたらなんとかキャッチできる距離なんじゃないかな?ということで次のコーナー立ち上がりで先頭から後ろを離す形で加速→前に追いつきました。


あとはひたすら逃げるのみ。

逃げている間は、メイン集団と違って位置取り争いもなく、ものすごく楽に周回を重ねます。

だけど、なぜかモトコミッセールが周りにおらずタイム差を教えてもらえず、全然ペース配分が掴めません。どれだけペースを変えるとどれだけタイム差が変わるかを見て、次のレース展開を考えるのですが、具体的な数字が一切わからないので、とりあえず集団とコース上ですれ違うタイミングを見ながら計算します。メイン集団の方は周回表示板のところでタイム差が毎周表示されていると思うので、本来ならペースを支配できるはずの僕らが不利な状況に。。。

逃げているときはこのタイム差がすごく重要で、混乱したレースとかだと間違えたタイム差を告げられて勝敗が変わったりしてしまうことも。

今回はどれだけペースをあげればどれだけタイム差が変動するかわからないまま、終盤戦へ。最後にペースアップする力を残したままあれっ?もう?という感じでゴールまで1kmというところで捕まってしまいました。

逃げ切れなかったので何を言っても言い訳になりますので、また次のチャンスを狙っていきたいと思います。

そしてちゃっかり中間スプリント賞も獲っていました。これ、全然気がつかなかったんですよね。スプリント賞が設定されている周がたまたま逃げができる瞬間で、たまたま僕が先頭のタイミングでラインを通過して獲ってしまいました。

さぁ、気持ちを切り替えて2日目、

今日もスタートから激しいコース、スタートラインへ向かうところから位置取り争いは始まっています。前日の反省をふまえて最前列へ並びます。

序盤は各チーム様子を見ながらのアタック合戦。前日よりも余裕がある状態だと感じたので一発自らアタックしたら、一気に辛い状況に。そのままズルズルと遅れてしまいました。周りの選手と強調して前を追いかけます。少し一定のペースで走っていると徐々に回復してましたが、勝負には全く絡めず。終盤でペースが落ちたホセやアイランがいる前の集団に追いつきましたが、この日は厳しいレースになりました。

Photo:Shizu Furusaka, Itaru Mitsui

次は2週間後のJBCF群馬交流戦です。今週末はレースが無いので、しっかり準備して次のレースに備えたいと思います。

暑かった2日間、レースに限らず普段の練習からいろいろと暑さ対策をしていますが、それについてはまた改めてブログに書きたいと思っています。

応援ありがとうございました。

Ryohei Komori

K's Coaching Service

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自転車選手小森亮平のブログです