コーヒーと僕

みなさんコーヒーはお好き?

僕はトレーニングに出発前に1杯のコーヒーを飲んで、練習途中で休憩中にもまた1杯。レースの日の朝にも飲む。

コーヒー好きの自転車選手は多いと思う。今はコンビニで100円ちょっと払えばそこそこ美味しいコーヒーを飲むことができるので、日常的に飲んでいる人も多いのではないだろうか。

自分はといえば、高校を卒業してフランスへ渡った頃、カフェでコーヒーを飲む機会はたびたびあったが、フランスのコーヒーの味はといえば、、、申し訳ないが美味しくはなかった。。。実家ではインスタントコーヒー、これも美味しくはない。そういうわけで、眠気覚ましのためにカフェインを摂取するという目的以外で好んでコーヒーを飲むことはほとんどなかったけれど、それはイタリアに活動拠点を移した2011年に一転した。

イタリアのカフェの美味しさに衝撃を覚えた。イタリアでコーヒーといえばエスプレッソ。お店によって味は違うし、普通のエスプレッソの他にもドッピオ(ダブル)やルンゴ(抽出時間を長くしたもの)、ミルクと組み合わせてカプチーノやマキアートなどバリエーションも豊かで、飽きない。日本で飲まれるようなドリップコーヒー(アメリカーノ)はちゃんとしたものは存在せず、カフェでアメリカーノと注文すると、本当にそんなもの注文するのかと怪訝な顔をした店主がエスプレッソにお湯を足したものを出してくる。

練習途中に立ち寄るカフェでコーヒー(エスプレッソ)を注文して、多めの砂糖を入れて一気に飲む。最後に溶けきれなかった砂糖をジャリッとした感覚と共に流し込んでまた走り出す。

そんなイタリアで出会ったのはRe del Cappuccino (カプチーノの王様)というカフェで飲んだカプチーノ。衝撃を受けた。


見てください、これ。コーヒーの本場イタリアでもここまで美味しいカプチーノを出してくれるお店は他に出会ったことがない。少なくとも練習で気軽に寄れる範囲には。

しかも同じお店、同じ機械を使って入れているのに結構お年を召した大将が入れたものと若手(息子?)が入れたものでは味が違う。大将が淹れたものは口当たりも味も格段に美味しかった。

これを求めて練習途中に立ち寄ってコーヒーを飲んでいた。

イタリアでコーヒーの美味しさに目覚めて、手軽にモカを楽しめる直火式マキネッタを買ったところから始まり、フレンチプレス、ドリッパーも数種類揃え、拠点を日本にしたときにエスプレッソマシンも購入。


最も大切な豆は、初めは大手メーカーのものを買っていた。大量生産なので不良豆率が高かったり鮮度に不満もあったりしながらも入手性の良さと常に同じものが手に入るということでそれを使っていた。そこから今度は自分で生豆を仕入れて炭火で焙煎し始めた。自分で焙煎するのも毎回味にバラツキがあったり失敗することも含め面白かったのだけれど、だんだんとめんどくさくなりやらなくなりました。しかしそこで、コーヒー豆の産地による違いや、同じ産地でも農園によって差が出るということを知りました。最終的には、店主自ら農園を回って豆を仕入れてちゃんと選別している豆を売っている良いお店に出会い、そこで豆を買うように。

日によって気分でいろいろなコーヒーを楽しんでいますが、時間があれば落書きしたりしたりしながらコーヒーライフを楽しむ日々。

皆さんはどんなコーヒーがお好きですか?

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自転車選手小森亮平のブログです