今年もやってきました全日本シクロクロス。
前日の夜に現地入りしたので、前日の試走はせず当日のみ会場に入りました。
前日試走できなかったのは不安もありましたが、前日は雨が降っていてコースコンディションは刻一刻と変わっていくだろうし、今まで身につけたもの以上のことはできないとも思っていたので、なんだかんだ当日の昼の試走だけで大丈夫だろうと考えていました。
前日の移動の大阪から長野まで1人でドライブも予想以上にスムーズにいって、ゆっくりと準備できました。
そして、レース当日、試走1時間半前くらいに会場入りして準備します。今回もこの世界随一の経験値を持つ東洋フレームの石垣社長が面倒をみてくれているので不安はありません。
クロスとMTBでチームメイトの悠と一緒に試走へ出発。経験豊富な彼の後ろにつかせてもらって、色々と考えながら時間いっぱい試走しました。
試走一回でバイクはこんな感じ。
前日の雨でドロドロになったところに、当日は天気がよかったため、良い感じに泥が高い粘性を持ってバイクに絡み付いてきます。
そして、前回のマキノから導入したフレンチブランド"S1neo"が作った"グラール"のニューホイールとChallengeのチューブレスタイヤを試走からテスト。今まで通りの仕様のバイクと交互に乗りながらどう走るか考えます。
時間いっぱい試走して体も起きたので、レース前のアップは軽く行うだけにとどめました。
スタートはチューブレスでいくことに。
スタートは3列目だったので、とりあえずスタートから全力で。そして最初のぬかるみで体当たりを喰らって減速してしまって、一瞬で先頭は遥か彼方に行ってしまいました。
前でも後ろでも泥に足元をすくわれて落車する選手が多発しますが、大きなミスをすることなくスタートの混乱を切り抜けました。しかし何位を走っているかわからない。。。
バイクは毎周交換させてもらって、トラブルなく走らせてもらいました。
レース序盤、一瞬だけ悠と一緒に走るチャンスが巡ってきましたが、ついていけずにすぐに一人旅。
泥がまとわりついて1.5倍以上の重さになっていることもあるんじゃなかろうかというバイクを担いでのランの足取りは重く、あまりの辛さに歩いてしまう場面もありましたが、レース中盤からは前にも後ろにも選手がいないのであとは淡々とコースを走ることに専念。というより走るだけで精一杯。
だけど、この日の天気は晴れていて、周回を重ねるごとに走りやすくなってきたので周回を重ねるごとに乗車率は少し上がりました。
順位的には11位だったようです。最終周回に入る直前で下ろされてしまいましたが、僕の一つ前の順位の選手までフルラップしてたみたいで、惜しかったなと。もうちょっと頑張れたんじゃないのかという思い半分、でも今の限界は出し切った気持ち半分。
そして、レース後は上半身がひどい筋肉痛であぁ今の力は出し切ったのかなというが印象でしたが、思ったよりも脚の疲労は少なかったので、やっぱりそこが弱い部分だったんだなと。
そして何よりも、みんなに助けもらってやっと走ることができたなと心底感じたレースでした。
オフロード系の競技はロードでは鍛えられない部分を多く刺激できるので最高ですね。
Photo:@etchantt55,Itaru Mitsui
0コメント